手術による治療
いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療は梅華会耳鼻咽喉科クリニックへ。兵庫県西宮市・芦屋市・神戸市。
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手術による治療

手術による治療

鼻や喉の病気などが原因の場合は、まず、鼻腔やのどの通気を改善するために薬物や手術による治療を行います。症状により、CPAP療法等の他の治療も導入する場合もあります。
ここでは、3種類の手術による治療を詳しくご紹介します。

※手術による治療は、西宮市・芦屋市・尼崎市・神戸市などの近隣の提携している病院を紹介しています。クリニックでは手術による治療が出来ませんのでご了承くださいませ。

軟口蓋形成術

治療の対象となる方

痩せ型、顎が小さく喉が全体的に狭い、アデノイド、扁桃肥大、口蓋垂肥大——などがある患者さん

手術方法

入院して、口内法で手術します。全身麻酔を行い、金属製の開口器で口を開けた状態を保ち、口蓋扁桃を摘出した後、各自に最適と考えられる軟口蓋形成術を行います。最も一般的な術法は口蓋垂を切除し、軟口蓋を上方向に切り上げて左右・上を糸で縫って口頭腔を広げます。

術後処置

術後もっとも怖いのは、傷口の細菌感染です。細菌感染は、再出血や発熱の原因となります。
そこで、できるだけうがいをして喉を清潔に保つようにします。入院中は、出血などがないか毎日喉の傷の状態をチェックします。術後出血の可能性が低くくなる1〜2週間で、退院できます。

起こりうる合併症

術後出血

術後は、咳や食事などで傷口が引っ張られますから、喉を完全に安静にすることは難しいと言えます。そこで術後は、何らかのきっかけで出血が見られる場合があります。出血の可能性が高いのは、手術当日と傷口のかさぶたが剥がれてくる術後1週間ごろです。喉の奥の方からの出血で止血困難な場合には、再度、全身麻酔をかけて止血を行う場合もあります。

痛み

喉に手術による傷があるので、食事の時などに痛みを感じます。痛み止めを飲むことで我慢できる方がほとんどですが、飲み込むことができないほど痛む場合は、痛みが落ち着くまでは点滴で水分などの補充して過ごすこともあります。

舌の痛み・しびれ、味覚障害、口内炎

手術中には開口器で口を押し開けるので、圧迫のために一時的な舌の痛みやしびれ、味覚障害、口内炎を発症することがあります。ほとんどの場合、徐々に治りますが、まれに後遺症となることがあります。

睡眠時無呼吸・いびきの改善不全

体質により、軟口蓋形成部の治癒過程において粘膜が縮まったり癒着して、咽頭腔が十分に広がらないこともあります。計画どおりに咽頭腔が広がったとしても睡眠時無呼吸・いびきの改善度には個人差があり、睡眠時無呼吸に対しては手術のみでは不十分で、CPAPの導入が必要となる場合もあります。

鼻咽腔逆流

咽頭腔を広げることで、食事を飲み込む時に上咽頭(鼻の奥)や鼻腔へ、食物が逆流することがありますが、序々に治ることがほとんどです。

退院後の見通し

術後1〜2週間で退院となりますが、その時点で傷が完全に治っているわけではないため、通常、退院後1週間程度は痛み止めが必要となります。

術後出血は、わずかですが、術後2週間程度は起こる可能性があるため、飲酒、喫煙、過度の運動は控えてください。

手術の適応に関しては、肥満を合併されているケースや、責任部位が明確でないことも多いため、慎重な判断が必要となります。

手術以外の治療+生活習慣の改善も必要です。肥満のある方はまずダイエットが必要となります。

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